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3月19日
オオイヌノフグリ
(大犬の陰嚢) 
Veronica persica
 ゴマノハグサ科
早春の田んぼ
ポカポカ陽気にさそわれて、青い小さな花をたくさん
咲かせた。 訪れる虫の少ないこの時期に、受粉は
どうするのかな・・・。
午前9時、つぼみが開いた。
花粉を運んでくれる虫のために、花の蜜は雄しべ(2本)
と雌しべ(1本)の付け根にたくさん用意した・・・。 
午後2時、早々に花びらを閉じてしまった。
よく見ると、雄しべと雌しべがくっついている。
虫がこないと、受粉できない花は、同じ花の中で
受粉をしてしまう。
自家受粉は、花の子孫を残す為の、ギリギリの選択
だ。
*2〜3日、花を開いたり、閉じたりをくりかえす。
*自家受粉:植物の花粉が、同じ花のめしべ(柱頭)について受粉する。  
3月22日
茎ものびてきた。
ちゃんと、虫はきたのかな。
午後2時30分
役目を終えた花が落ちた。
約3週間で、種ができるんだ。
どんな形になるのかな・・・

お楽しみに!